現在発行中の「おこめ券」と「おこめギフト券」
全国のお米屋さんやスーパーで利用できる「おこめ券」と「おこめギフト券」。
古いものは、1983年(昭和58年)から発行されており、2021年現在までに、その種類は10種類にも及びます。
また、現在発行のおこめ券は、お米と引き換えする場合に1枚440円分として利用できますが、過去に発行されていた券種には、額面金額が異なるものが多数存在しています。
そして、この段階で既に「おこめギフト券?」と感じた方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、「おこめ券」と「おこめギフト券」について、値段はいくらなのか、それは何種類あるのか、古いおこめ券は使えるのか、などについて詳しくご紹介します。
「おこめ券」と「おこめギフト券」の違い
世間一般での呼び方は、圧倒的に「お米券」が多くなっていますが、この「お米券」、厳密に言うと、
- おこめ券
- おこめギフト券
が正解で、まず「お米」はひらがなです。さらに「おこめギフト券」という、名前も発行元も違う券種が存在します。
ただ、使い方は同じ。まずは下の表をご覧ください。
券種 | おこめ券 | おこめギフト券 |
発行元 | 全国米穀販売事業 共済協同組合 |
全国農業協同組合 連合会 |
利用可能 店舗 |
お米販売店、JA、スーパー、ドラッグストア、デパート など | |
額面金額 | 1枚:440円(1kg) (旧券 520円・540円) |
|
おつり(つり銭) | 店舗ごとのルール | |
有効期限 | なし | |
お米以外の 商品購入 |
店舗ごとのルール |
券種や発行元が異なるだけで、使えるお店、額面金額、有効期限など、我々一般消費者が利用する場合は、なんの違いもなく利用できます。
それを裏付けるのがこちら
赤枠は、それぞれの発行元ページの「取扱店舗検索」ボタンですが、押すと同じページ
にジャンプします。つまり、利用可能店舗が同一であることを意味しているわけです。
ただし、購入する場合は、お店によって取り扱い券種が限られている場合がありますので、どちらか決まった券種が必要な場合は、店舗側に事前にお問い合わせください。
※例:JAでは「おこめギフト券」のみ販売 など。
おこめ券の値段はいくら?種類は何種類?
冒頭でもご紹介の通り、1983年(昭和58年)以降、「おこめ券」・「おこめ(お米)ギフト券」、合わせて10種類の券種が発行されています。
すべての券種に「1kg」または「1キロ」と表示がありますが、これは目安にすぎず、1kgのお米が買えるという意味ではありません。
まずは、新しい券種から時代を遡る形でご紹介します。
現在発行中の おこめ券・おこめギフト券
現在発行中の券種は、額面金額440円です。
- 名称:「おこめ券」
- 額面金額:440円
- 発行年:平成19年~現在
- 発行元:全米販
- 名称:「おこめギフト券」
- 額面金額:440円
- 発行年:平成20年~現在
- 発行元:全農
過去に発行された おこめ券・おこめ(お米)ギフト券
過去に発行された券種は、520円または540円と、券種により額面金額が異なります。画像の赤枠の数字でご確認ください。
「全米販」発行の券:おこめ券
- 名称:「おこめ券」
- 額面金額:540円
- 発行年:平成8年~平成19年
- 発行元:全米販
- 名称:「おこめ券」
- 額面金額:540円
- 発行年:昭和61年~平成8年
- 発行元:全糧連(全米販)
- 名称:「おこめ券」
- 額面金額:520円
- 発行年:昭和58年~昭和61年
- 発行元:全糧連(全米販)
「全米商連」発行の券:お米ギフト券
- 名称:「お米ギフト券」
- 額面金額:540円
- 発行年:平成8年~平成13年
- 発行元:全米商連
- 名称:「お米ギフト券」
- 額面金額:540円
- 発行年:昭和61年~平成8年
- 発行元:全米商連
- 名称:「お米ギフト券」
- 額面金額:520円
- 発行年:昭和59年~昭和61年
- 発行元:全米商連
「全農」発行の券:おこめギフト券
- 名称:「おこめギフト券」
- 額面金額:540円
- 発行年:平成12年~平成20年
- 発行元:全農
- 名称:「おこめギフト券」
- 額面金額:540円
- 発行年:昭和61年~平成12年
- 発行元:全農
- 全米販:全国米穀販売事業共済協同組合
- 全糧連:全国食糧事業協同組合連合会(現在は全米販)
- 全米商連:全米商連協同組合(現在は全米販)
- 全農:全国農業協同組合連合会
- 画像引用元:ごはん彩々-ご利用・ご購入について
古い「おこめ券」「おこめ(お米)ギフト券」は使える?
発行されたすべての「おこめ券」・「おこめギフト券」・「お米ギフト券」が現在も未来も使えます。
築30年以上の古いご実家がある方、または居住中の方、タンスなどを探してみてください。ご家族が大事に仕舞い込んだ「お宝」が出てくるかもしれません。
私は既に、実家に帰省した際に調査済みです。
おこめ券は出てきませんでしたが、押入れから「全国百貨店共通商品券」が出てきました。
可能性は十分あると思います。
おわりに
おこめ券は、年配の方に人気があるそうです。
それもそのはず。利用できる店舗数は全国およそ3万店。コンビニの数(約6万店)には及びませんが、それでも1都道府県あたりにすると600店以上のお店で使える計算になります。
しかも、お店によってはお米を買わなくても使える、知る人ぞ知る便利な商品券なんです。
▼お手元におこめ券がある方、またはお宝として発見できた方。使えるお店やお米以外での使い方はこちら。
【おこめ券の使い方】使えるお店・コンビニ・お米以外で買えるもの
▼大量にある、または、見つかったから現金化したい!という場合はこちら。
▼おこめ券をできるだけ安く手に入れたい!という場合はこちら。
一度使ってみるとその便利さが分かる「おこめ券」。この記事が有効活用の一助になれば幸いです。
記事内容は、2021年9月現在が基準となっています。
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