QUOカードにおける以下の点について解説します。
- QUOカードのおつりは?
- QUOカードの残高確認方法
- QUOカードの穴の位置・見方
- QUOカードが残高不足のときどうする?
QUOカードの基本情報や使えるお店、使い方に関する記事はこちら。
QUOカードは「磁気情報」が記録されたプリペイドカード
QUOカードには、電子マネーのような電子化された情報とは異なり、磁気による情報記録が行われています。
いわゆる、前払い制で使い切りタイプのプリペイドカードです。
1990年代まで普及していたテレホンカードや、2016年まで発行されていた磁気式の図書カードなどと同じ技術です。
基本的に、磁気情報が記録された媒体は、見た目では情報の中身がわかりません。
そのため「QUOカードの残高がわからない」といった事象が発生します。
QUOカードのおつり
QUOカードは、おつりが出ません。
利用の度にカードの残高が減り、ゼロになるまで繰り返し使う仕組みを採用しています。
おつりが出ないわけですから、使用するときは当然、残高の確認方法や残高不足時の対応を把握しておく必要があります(後述)。
QUOカードの残高確認方法
QUOカードの残高を加盟店で確認する
最も簡単で確実な方法です。
QUOカードの残高は、取扱店に設置されているPOS端末またはカードリーダーで確認できます。
POS端末とは、最近は中学校の教科書にも登場している、コンビニのような小売店には必要不可欠な販売管理システムですので、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといった3大コンビニチェーン店には、ほぼ必ず設置されています。
聞き方は簡単です、「残高を調べてください」。
また、金券ショップ等でQUOカードの買取を依頼するときに必要となる場合があるのが「残高証明書」。
この証明書は、多くの金券ショップでコンビニ「ローソン」での発行が推奨されています。
- コンビニ発行で番号が「00」から始まるQUOカードは以下を参照
QUOカードの残高をレシートで確認する
通常、QUOカードで買い物をすると、レシートの一番下の方に残高が表示されます。
次の買い物まで残高を把握しておきたい場合、店員さんに尋ねるのが億劫な場合は、このレシートを財布等に保管しておくか、頭や他の媒体に記録しておくことになります。
QUOカードの穴の位置と見方(残高確認は目安)
左が使用済みで残高ゼロ、右が残高1,000円のQUOカードです。1回でも使うと画像のように「パンチ穴」が開きます。
穴の位置は、残高が1,000円だと画像のように「10」の右側(縦型の場合は下側)、999円になると左側(縦型の場合は上側)にも穴が開きます。
高額のQUOカードの場合、パンチ穴は使うたびに徐々に0に近づいて増えていき、残高がなくなると「0」の左側(縦型の場合は上側)に穴があきます。
ちなみに、こちらがQUOカードの10,000円券ですが、ご覧の通り、数字の間隔がかなり広くなっています。
穴は数字と数字の間にひとつずつしか開きませんので、残高が7,000円でも9,000円でも見分けがつきません。
つまり、「パンチ穴」での残高確認は、あくまでも目安に過ぎないということです。
QUOカードの残高不足時の対応
QUOカードは、残高が0になるまで繰り返し使うプリペイドカードなので、当然、最後は残高が不足します。
残高が不足した場合は、さらにQUOカードを追加するか、足りない分を現金で支払うこともできます。
基本的に、QUOカードの使用枚数に制限はなく、筆者は一度に、5枚くらいの使いかけのQUOカードを支払いに使ったこともあります(一度に使用するQUOカードの枚数に制限を設けているお店もあります)。
ただ、磁気の読取りには多少の時間がかかりますので、レジが混んでいる場合はご注意ください。
また、電子マネーやクレジットカードとの併用は、各店舗によって対応が異なりますので、買い物前または精算時に確認する必要があります。
おわりに(注意点やお得な使い方など)
最後に注意点です。
QUOカードは磁気情報が命ですから、強い磁力を持ったものや水、熱、傷、汚れなどに弱い性質があります。
▼以下は、公式サイトにおけるQUOカードの取り扱い上の注意点です。
▼本記事では、QUOカードの残高に関する情報をご紹介しましたが、QUOカード全般に関する記事はこちら。
▼これまでに500枚以上のQUOカードを使ってきた筆者がおすすめする、QUOカードのお得な使い方はこちら。
▼筆者がおすすめする最も安いQUOカードの入手方法、「株主優待クロス取引」の記事はこちら。
QUOカードの累計発行金額は、2018年に約1兆2,500億円に達したそうです。デジタル版QUOカード「QUOカードPay」も、2019年3月にリリースされています。
電子マネー全盛の現代日本において大健闘している「QUOカード」。今後もその利用価値からは目が離せません。
※記事内容は、2022年8月が基準です。最新情報は各WEBサイトでご確認ください。
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